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スプレッドシートで家計簿を作る方法(Googleスプレッドシート・Excel対応)
家計簿アプリは便利ですが、「費目が自分に合わない」「広告が多い」「データを自分で管理したい」という理由で、スプレッドシートの家計簿を選ぶ人も多くいます。スプレッドシートなら無料で、費目も集計方法も自由に決められます。この記事では、入力シートと集計シートの2枚だけで作る、続けやすい家計簿の作り方を関数つきで解説します。
続く家計簿の3つの原則
- 費目は少なく:最初は10個前後で十分です。細かすぎる費目は、入力のたびに迷う原因になります。
- 入力は1か所だけ:毎日触るのは入力シートだけにし、集計は関数に任せます。
- 1円単位で合わせない:多少のズレは気にせず、月に一度の振り返りで大きな傾向をつかむことを目的にします。
ステップ1:費目を決める
おすすめは「固定費」と「変動費」に分ける方法です。
- 固定費:住居費、水道光熱費、通信費、保険料、サブスクリプション、教育費
- 変動費:食費、日用品、交通費、交際費、趣味・娯楽、衣服・美容、医療費、特別費(冠婚葬祭・家電など)
「特別費」は、毎月は発生しないけれど年に何回かある支出です。固定資産税や自動車税、年払いの保険料、帰省費用などをここにまとめ、年間の合計を12で割った金額を毎月積み立てておくと、まとまった支出があっても家計が崩れにくくなります。
ステップ2:入力シートを作る
1枚目のシートに「入力」という名前をつけ、1行目に次の見出しを作ります。
A列:日付 B列:費目 C列:内容 D列:金額 E列:支払方法
B列の費目は、入力ミスを防ぐためにプルダウンにします。Googleスプレッドシートでは「データ」→「データの入力規則」→「プルダウン(範囲内)」で、費目の一覧を指定します。Excelでは「データ」→「データの入力規則」→「リスト」です。支払方法(現金・クレジットカード・電子マネーなど)も同じようにプルダウンにしておくと便利です。
クレジットカードは「使った日」に記録するのがおすすめです。引き落とし日に記録すると、実際の使いすぎに気づくのが1〜2か月遅れてしまいます。
ステップ3:集計シートを作る
2枚目のシートに「集計」という名前をつけ、A列に費目の一覧、1行目に各月の1日の日付(2027/1/1、2027/2/1…)を入れます。B2セルに次の式を入れて、右と下にコピーします。
=SUMIFS(入力!$D:$D, 入力!$B:$B, $A2, 入力!$A:$A, ">="&B$1, 入力!$A:$A, "<"&EDATE(B$1,1))
これで、費目ごと・月ごとの支出が自動で集計されます。一番下に合計行(=SUM)を作り、収入の行と「収入−支出」の行を加えれば、毎月の黒字・赤字が一目でわかります。
ステップ4:予算と比べる
集計シートの隣に「予算」の列を作り、費目ごとの月の予算を入れます。さらに「予算−実績」の列を作り、条件付き書式でマイナスの場合に赤く表示されるようにすると、使いすぎの費目がすぐにわかります。予算の決め方に迷ったら、まず2〜3か月は記録だけを続け、その平均を最初の予算にするのが現実的です。
手取り収入を「必要なもの50%・欲しいもの30%・貯蓄20%」に分ける50/30/20ルールも、大まかな目安として使えます。ただし住居費の高い地域では必要なものの割合が大きくなりやすいので、自分の状況に合わせて調整してください。
ステップ5:月に一度の振り返り
月末か給料日の前後に10分だけ時間をとり、次の3つを確認します。
- 予算を大きく超えた費目はどれか、その理由は何か。
- 固定費で見直せるものはないか(通信費、保険、サブスクリプション)。
- 今月の貯蓄額はいくらだったか。
家計簿の目的は記録そのものではなく、お金の使い方を自分で選べるようになることです。振り返りで1つでも改善点が見つかれば、家計簿は役目を果たしています。
よくある失敗
- 最初から完璧を目指す:レシートを1枚残らず記録しようとして挫折するケースが多くあります。
- 現金とキャッシュレスを別々に管理する:支払方法は列で区別し、記録は1か所にまとめましょう。
- 年払いの支出を忘れる:特別費の積立をしないと、その月だけ大赤字になって家計簿をやめてしまう原因になります。
テンプレートを使う場合
自分で作るのが面倒な場合は、費目のプルダウン、月別集計、予算との比較が設定済みのテンプレートを使う方法もあります。当サイトの月間予算トラッカー(英語版)は、通貨記号を変更すれば円でも使えます。
作成チェックリスト
- 固定費と変動費に分けて、10個前後の費目を決める。
- 「入力」シートに見出しとプルダウンを設定する。
- 「集計」シートにSUMIFSの式を入れ、月別・費目別に集計する。
- 予算列と差額列を作り、条件付き書式で超過を赤くする。
- 月1回、10分の振り返りの日をカレンダーに入れる。
関連テンプレート・比較・レポート
- Monthly Budget Tracker · 詳細(英語) · Gumroadで購入
- Net Worth Tracker · 詳細(英語) · Gumroadで購入
- All-templates Bundle · Gumroadで購入
- ソフトウェア比較(サーバー、パスワード管理、サイト作成)
- オンライン収入ニッチレポート(英語)
- 貯金目標計算ツール
- 50/30/20 Budget Calculator (English)
よくある質問
家計簿の費目はいくつがいいですか?
最初は10個前後がおすすめです。細かすぎると入力が負担になり、続きにくくなります。
クレジットカードはいつ記録しますか?
使った日に記録するのがおすすめです。引き落とし日だと使いすぎに気づくのが遅れます。
月別の集計にはどの関数を使いますか?
SUMIFS関数で、費目と日付の範囲を条件にして合計します。GoogleスプレッドシートとExcelの両方で使えます。
年払いの支出はどう扱いますか?
「特別費」として年間合計を12で割った金額を毎月積み立てておくと、家計が崩れにくくなります。
Excelでも同じように作れますか?
はい。この記事で紹介した関数と入力規則はExcelでも使えます。
本ページは一般的な情報提供と計画のためのものであり、金融・税務・法律上の助言ではありません。重要な判断は専門家にご相談ください。